ギゲン歳時記

四季折々の出来ごと日記

時代おくれ

今日も雨の日が続いています。

さて、忖度政府が新しいトップを求めて、ひと息ついている今日この頃です。

政治の世界の忖度ならば広義の意味で、一定の理解をするのが一般論ですが

私は、賛同しない方の意見ですが、では「忖度」とは、意味を調べてみました。

忖度とは「相手の求めているニーズは何か」と言う、人の意図や感情をきちんと

察したり予測したりする事を意味する。

その為、自分の意見はお互いズバズバ言い合う欧米文化とは異なり、相手の心中を

察したりする文化の根強い、日本ならではの言葉と言えると定義しています。

しかし最近では忖度と言えば「上司や目上の人の気持ちを推察して配慮する」と言った

意味合いで使われる事が多くなりました。それに森友以来忖度と言えば。「指示された

訳ではないが、上司が望んでいるであろう行動を起こす」と考えられるようになったと

嘆いています。こんな意味合いの言葉ですが一般社会で、仕事してきた私達の忖度は

どうでしょうか営業時代、某ゼネコンでの仕事獲得のプロセスの過程で、担当者との

やり取りがあり、相手の主張を入れながら自分の営業を展開したり、身を引きながら

チャンスを伺う、場の空気を読む、相手の立場を読む等々営業スキルを行使して生きて

来ましたが、これも狭義の忖度になるのでしょう。

時には、いやな手法も使いました営業成績のために手段を選ばずで、オーナーからの

一声を利用したり銀行から押したりです。これも自分を生かすためノロマの為かもと

今考えると日常的に忖度をやっていたような気がします。誰のためにです。

現役を離れてパートと年金生活をしていると、忖度どころかこんな生き方が良いとか

あんな生活が良いとか思いがちです。ノー天気な憧れかー

そんな折聞いた、河島英五の唄「時代おくれ」の一説が、頭から離れずいいなーと

こんな気持ちで生きれたらなーと!思う

一日に二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず マイクが来たなら微笑んで

十八番を一つ歌うだけ  妻には涙を見せないで 子供に愚痴を聞かせずに

男の嘆きはほろ酔いで  酒場の隅に置いてゆく   

目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず  

人の心を見つめつづける 時代遅れの男になりたい・・・・・

不器用だけどしらけづに  純粋だけど野暮じゃなく・・・・・

人生後半は、忖度もなくたくさんの気遣いもなく生きたいものです。

時代遅れですかねー!

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薔薇 ローズヨコハマ