ギゲン歳時記

四季折々の出来ごと日記

オーガニックと有機栽培と無農薬野菜

春の日ざしがいっぱいで、道南では梅は咲いたが桜はまだかいなと言ったところです。

さて、昨年も市民農園の畑を借りて、菜園ならぬ小さな畑に取りつかれ好きな野菜を

育てて、収穫を楽しみましたが、昨年の畑が終わってから半年が過ぎ寒い冬を越して

もう、2022年の春がきて畑を借りる時期になってきました。

今年も野菜を作ろうと意気込んでいるところですが、今年も借りる畑は市が運営してい

る、函館市亀尾ふれあいの里農園です。

見るからに畑と田んぼそして果樹がいっぱいの地域です、函館中心部から車で30分位の

場所にありますが去年は野菜といっても「枝豆」中心の畑で「枝豆でビールを飲もう」

がコンセプトで作った畑仕事でした、あとはトマト・ナス・ゴーヤ・カボチャも育てて

収穫して喜んでいましたし枝豆は予定どうり十分にビールのおともになりました。

そこで今年は、どうしようかと色々と考えていますが、5坪超に区画された借地ですが

ポタジェとかキッチンガーデンとかやりたい事だらけ、しかし考えて見ればそれぞれ

隣接した畑、ハーブ類の根がはびっこって困る等、迷惑を掛けてからでは遅いので

それはあきらめて、小さい畑なりに「オーガニック」で作物を選定して作ることにした

何をどう作るかは、これからの計画しかし日本のハーブ的なシソは欠かせないと思い

作ることにしていますが、そうゴーヤも欠かせませんねー後は妻とも相談してと思って

います、今年もせせっと通い畑に遊んでもらい収穫して、自分でもできる料理に添える

野菜たちを想像して作ってみようと思っています。

この亀尾ふれあいの里農園の畑作業については、要所の工程ごとに報告していく予定で

いますのでよろしくお願いします。

亀尾ふれあいの里農園事務所です。

今年の畑の位置です。畑ナンバー10番です。

オーガニックとは

野菜を選ぶとき「オーガニック」「有機栽培」等の言葉で埋め尽くされている商品の

数々ですが、身体によさそうとか美味しそうとかのイメージがあります。

その言葉の実際の意味は何かについて知っている人は少ないと思もわれます。

オーガニック(organic)の意味を辞典で調べてみると「有機」という意味が先ず出てき

ます、有機(物)とは無機(物)の対義語で「炭素」を含むもの、生物だけが作り出せ

る炭素化合物と言う分類で使われる言葉、簡単に言うと「焦げたり腐ったりする物」と

いう捉え方になります。

農業における「有機」とは主に肥料に使われる「堆肥」を指します、「堆肥」とは

微生物の力で有機物を完全に分解したもので原料は様々ですし一番多い堆肥は家畜の

糞を原料にしたものですその他にはコンポストコンポストとは堆肥や堆肥を作る容器

のことで、家庭から出る生ごみや落ち葉、下水汚泥等の有機物を、微生物の働きを活用

して発酵・分解させた昔から伝承されてきた日本の大切な知恵の一つ)などを用いて

作られる生ごみ堆肥や有機廃棄物(米ぬかや畜糞)ともみ殻と合わせて発酵させたもみ

殻、堆肥があります元々はこれらの有機物を肥料として用いた栽培方法に対して

「オーガニック」という言葉があてられていたしかし今は純粋な有機肥料を用いた

栽培方法の他、化学肥料や殺虫剤等の農薬を使わない、合成された農薬を使わない

栽培方法も合わせた意味でつかわれています。

「オーガニック」は無農薬ではない

有機物農作物の定義では「化合的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」とある

ためにオーガニックは無農薬と言う認識を持たれやすいですが、有機認定される栽培

方法の中で農薬の使用自体は認められていますし同じ働きをする農薬でも天然農薬に

よるものはOKで化学合成されたものはNGと言う考え方です。

 

私達消費者は、やみくもに「農薬は良くない」と言う認識でなく、一定の農薬(天然

農薬)の使用によって、安定した農作物の供給を得ていることを理解する必要もある

と言うことなのかも知れません。

 

堆肥とは

堆肥とは藁や枯草、枯れ葉や藻類等の植物や、鶏糞や牛糞といった家畜の糞を堆積して

発行させたものです。土の中に含まれる植物の生育に有効な微生物を増やし、土を肥沃

にするために使われる資材になります。           マイナビ農業参