ギゲン歳時記

四季折々の出来ごと日記

病魔が潜んでいた!

11月17日、透析患者の送迎運転手をしているパート仲間で親しかった同僚が

突然倒れた、心臓疾患らしい。

彼は日頃、口数の少ない嘘のない、優しい人間で少しのんびり屋でもある。

1ケ月程前から、煙草を急にやめると言って、毎日「今日も煙草吸ってないよ」と

自慢げで話していたのを思い出す、以前から煙草はやめろと言っていたのですが

自分は聞いていなかったが、健康診断で胸の呼吸に乱れと異音があり、このままだと

将来、酸素吸入が必要になり酸素ボンベを持ち歩くようになると、ドクターから

指摘があったらしい、以前はそれでも「俺はこの歳(68歳)だから煙草はやめない」

と豪語していたものの、一大決心をしたことがわかる、その直後である倒れたのは

本人は17日は休みで自宅にいたらしいが、夕方倒れたと連絡があった様だ、意識は

不明との事だった、ショックである。

その後、一週間が経過したが意識は戻らないままです。

 

突然の病魔が襲ってきたか、自分たちの仕事は朝が早く、寒暖に身体を晒すことが

日課でもあるし、寝不足も付きまとうそこにストレスを入れると病魔が潜む結果に!

 

働く高齢者の病気の実態を見てみる。

「高齢者の健康と安全を守るには!(健康管理と安全衛生)」

高齢者は若年・中堅者に比べて健康上の問題が生じやすく、また加齢により、知的

能力が低下することもあり、安全上の対策を強化する必要がある。

主な対策

①健康状態を常に把握する。

②仕事の負担を軽くする。

③職場を快適にする。

④様々な方法で、安全に向けた注意喚起をする。 高齢者を使用する場合にも適合

「高齢者に多い病気については」

高齢者の病気には特徴がある。

①はっきりした症状が出ない  ②合併症を引き起こしやすい

③長期化しやすい       ④急変しやすい   等の特徴がある。

身体の変調にきずいたら早目にかかりつけ医に受診することそして年に1度は

健康診断を受け健康を維持することが大切です。

「高齢者に多い病気 」

高血圧・目の病気・腰痛症・糖尿病・脂質異常症前立腺肥大・骨粗しょう症

関節症・狭心症心筋梗塞・肩こり症・・・・等です。

(高齢者がかかりやすい病気を知って、予防や早期発見につなげよう)

 

そして働く目的についても、東京健康センターの研究での提言がある。

働いてる目的を「生きがい」・「生きがい+金銭目的」・「金銭目的」の3グループ

に分けて、それぞれの2年後の健康状態や精神状態また日常動作を比較研究した所、

「金銭目的」は「生きがい目的」に比べて健康を損なうリスクが高いことが分かった

つまり「お金」だけを目的として「生きがい」にならない様な働き方は、健康に悪い

との結果が出た、尚「生きがい」と「生きがい+金銭目的」では余り差がないとの

研究結果である「お金」だけが目的ではなく「生きがい」も目的に含まれていれば

健康には影響はないと提言している。

高齢者の働き方と健康は心身ともに注意が必要だと言うことである。

 

さて現代は少子高齢化、退職後も働きたいと思っている人が増えているし、年金だけ

では生活できない人や老後の資金(預金)作りの人も居る、確かに今の60代~70代

の高齢者は昔と違い体力も気力も充分あるしかし、考えてみれば身体には耐用年数が

あるように思うことがあるし働く側も健康管理第一は当たり前の事である。

今回の友人の当然の病魔もそうであるように、健康診断は私よりは毎年受診していたし

煙草を除けば、健康に気を配っていたしこんなことになるとは考えもしなっかった。

他人事では済まされない歳と言うことですか、自分も65歳を過ぎたあたりから体調を

気にしているし、何より寒さに弱くなっている。

しかし年寄りを雇用するとは、使用者側にも同じ様な考えが無ければ問題も起きる

就業延長であっても再就職であっても、働く時間や日数そしてストレスのない環境作り

が何より大切かと思われます。

世は人材不足ではありますが、第二の人生は競争ではなく、求められる業務をきっちり

こなす正確さに重きを置いている人が多いと言いますし、高齢者は何かしらの病気を

持っているし、健康への充実は必要だと思いますが、今回のことは自分にも体調管理を

しなさいと友人から忠告された気持ちです。

友人の復活を祈り、無常を嚙みしめながら生活しなければならないと思っています。

病魔はいつやってくるか、わからないからです。

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